2007年7月20日金曜日

分娩

そこにいた看護婦さんもお医者さんもみんな驚くほど早く産道が完璧に開いたわたしは、みんなから「ほんとに一人目の子供なの?」、「Natural Born Motherね」、「信じられないわ」と言われまくり、わたしは「麻酔は効いてるけど麻酔が効いてるのは下半身だけだから全部聞こえてますし、理解してるんですけど。。。?」と思っていたのでした。

この頃には麻酔が効いていて、痛さもほとんどわからない状態でした。
「痛みがない=陣痛を感じない」ってことなので、私自身ではいついきんでいいかわかりませんでした。
でも、お腹につけてある赤ちゃんの心拍数用ベルトでお腹の収縮状態もわかるようになっていて、それをモニターで見ている看護婦さんがいついきめばいいかを教えてくれました。

陣痛がきたら10秒間息を止めて必死でいきんで、それを三回繰り返し、また次の陣痛がきたらそれを繰り返す。というやり方でした。
いきみ始めてからどれぐらい経ったのでしょう、「頭が出てき始めたよ。今回転したからね。もうすぐですよ」というときに、やっぱり裂けましたよ。。。なんか鈍い痛みがしたんですねぇ。

でもそれが終わったら何かがするっと抜けたような感覚になって、頭が出ると後はするっと出てくるだけといいますがほんとにそんな感覚で、「ぬるっと何かが出てきた」という感じでした。


天井に鏡があって、わたしは出てきた瞬間が見れたのですが、その瞬間は血まみれてぎゃーっと泣いていて不思議に見えましたが、抱いてみたら涙がこぼれました。

うちの旦那と両親はあと3分早ければというところでその「誕生の瞬間」を見逃してしまったのです。わたしにはそれが悔やまれて悔やまれてなりません。いまさらですが、帰らなきゃよかったのに。と思うのでした。。。

この写真はうちの旦那が生まれたばかりのベイビーのへその緒を切っている瞬間の写真です。

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